でんでん虫お向かいにお住まいのしばさん→
http://homepage3.nifty.com/rubbersoul/にお借りした(もう2ヶ月以上経ってる・・・)例の大ベストセラー「1Q84」をようやく読み終わる。
しばさんに本をお借りすると感想文を書かねばならないらしいので、とりあえずここに(箇条書きで)アップしてみます。
1、思ったよりも読みやすい。
村上春樹作品を読むのは初めてなのですが、なんていうかいわゆる「純文学」的なイメージがあったので、もっと高尚で難解な物語であり文体であるのかと思っておりましたが、全然そんなことはありませんでした。・・・で、
2、思ったよりも軽い。
上の感想にも通じるのですが、物語がSFっぽいというか、ミステリーっぽいというか、サスペンスっぽいというか(SFもミステリーもくわしくないけど)、けっこう通俗的な部分もあるなあと思いました。(あくまで個人的な感想なので、違う読み方、感じ方をされている人はご容赦ください)
3、思ったよりも性描写が多い。
映画「ノルウェイの森」主演の松山ケンイチが原作を読んで、「すごいエッチな小説だなあ」との感想をもらしたらしいですが、自分も「1Q84」を読んで似たようなことを感じました。「すごいエッチ」というよりも、「そんなにそーゆー描写は必要なのかな?」みたいな。ひょっとして村上春樹ってエッチな人なのかなあ。(←失礼)
4、思ったよりもいろいろ強引。
「1Q84」というネーミングもそうですが、展開というか設定というか、「パラレルワールド」的なアレが結構突拍子もなくて少し驚きました。主人公たちもなんだか納得しちゃってるし。
本をお借りしてる間に「Book3」刊行のアナウンスがあったので、自分は「Book2」の終わりにも納得なのですが、2巻完結と思って読んでた方々は、読み終わって、初めどういう風に思われたのでしょうねえ。「Book2」までではまだ全然終わってないような気がするもんなあ。
しかし、たいへん面白く読ませていただきました。「Book2」中盤に差し掛かる辺りからはページをめくる手が止まらなくなるような!(笑)。このへんの構成の巧みさはさすが見事です。
「Book3」期待させますねえ。